先日のNHKの「おはよう日本」。大阪の公営住宅の空室が、何年も新しい入居者が入れない状況になっているとの事。応募倍率は20倍近くあるのに・・。原因は亡くなった前の住人の遺品が残っているから。いわゆる「遺品部屋」。相続人探し、相続放棄、とにかく時間が掛かるのが実態。
担当者曰く現状の法律では対応のしようが無いとの事。こうした問題に対して国も対応方針を打ち出すものの、具体的な策までは示されず解決には至っていません。
今の日本は昔と違い、世帯数が細かくどんんどん増えていって、老も若きも1人で生活するパターンが定着しています。人口が減少しているのに世帯数は逆に増えている。家族とも疎遠になり、関わりを持ちたくないという親族も実際にいるそうです。
こんな社会構造になる事を先に予測して、踏み込んだ対策を国と自治体が一体となって取り組んでもらえれば、少しは状態が良かったかも知れません。我々の携わっている空き家問題に関しても然り。しかし世の中いろんな人がいますからね。一律に最良の政策のみで解決しないかもしれませんが・・。