新年早々の元旦に大きな地震が北陸地方で発生。続けて2日には羽田空港衝突事故、3日は北九州は小倉駅前で長時間燃え続ける火災。波乱の年明けとなった日本。今年は世界で低迷する日本の経済が、天高く舞い上がる竜の様に躍進を遂げる兆しがあっただけに、この試練は厳しいものになりました。
狭いエリアに耐震基準を満たさない古い家屋が密集する所を木造密集地「木密」と言うそうです。全国に点在し、東京都内にも23区の1割強に相当する面積が残っているとか。2022年度に国交省が集計したデータによると、我々の住む大阪府の「木密」面積が一番多く895haだとか。2番目に多い神奈川県が301haなのでその大きさが突出しています。ましてや全国で1・2を争う狭い都道府県なのでその密集度合いは恐ろしいです。
その多くは大勢の人々が暮らし、生活を送っているのでしょう。我々の取り組む空き家問題もさることながら、耐震基準を満たさない家屋をいかにして減らすかと言うことも、真剣に考えるべき問題だと思います。日本の住宅会社の新たなビジネスモデルとして何らかの方法はないものでしょうか。