さあ、いよいよ古豪イングランドとの一戦。しっかり準備して臨んだ日本代表。よくやったと言えども結果はご覧の通り。
まずはセットプレー。最初の難関が開始早々にやってきました。自陣ゴール前でのスクラム。ボールインと同時に8人全員がピタッと止まり微動だにしない、まさに芸術的とも言って良い綺麗なスクラム。スクラム優劣は最前列の3人次第っていう時代を経験してきた私にとって、まさに衝撃のシーンでした。試合を通して安定していました。
次に相手の飛び道具への対応。ハイパントの対応は準備して来た通りにこなせましたが、細かいちょっとした動きが相手有利に運んでしまう場面もあったように思います。
勝負のあやは戦前まで懸念されていた判断ミスとハンドリングミスでしょう。肝心なところで2、3個出てしまう。やはり強豪国との差を痛感させられました。力では互角のように思いましたが、ラグビーの母国の奥深さ、懐の深さ、したたかさを思い知らされました。
10年以上前の日本ラグビーは善戦すればそれも良し。よもや負けを容認する風潮がありました。しかし1点差でも負けは負け。勝つことしか本当の喜びは無い。強豪国の真の仲間入りをするには絶対克服して欲しい思いです。猛省してください。次も強敵サモアです。直前に負けています。全員が勝つことに集中して欲しい!
頑張れ!ラグビー日本代表!