関東大震災から100年。耐震基準を満たさない住宅と増え続ける新築住宅

 9月1日は防災の日。関東大震災の日が防災の日になっている事は、皆さんご存知と思います。しかし100年という年月と、その間に発生した2度の大震災を含めた数多くの地震。その度ごとに多くの悲劇をもたらした事を思えば、「忘れた頃にやって来る」ではなく、防災意識を胸に刻んで、被害を最小限に食い止める人間の知恵を発揮したいものです。
 そういう意味で9月1日はもっと特別な日にするべきだと思います。皆さん!いざという時の防災グッズや、賞味期限の過ぎていない非常食。常備されてますか?

 地震と住宅の話は残念ながら切っても切れない話です。国内の戸建て住宅のうち17%が耐震基準を満たしていないそうです。今後の南海トラフ巨大地震を思えば、ショッキングな現実です。大手住宅メーカーの社長が構造躯体のみ自社で施工し、あとは地場の工務店が安価で施工する形態に言及し、耐震基準を満たした良質な住宅供給は喫緊の課題と話していました。誠にその通りだと思います。

 しかし耐震基準を満たしていない既存の住宅が多い事が問題であり、大手住宅メーカーで耐震改修を事業の柱とするには、今の新築事業があまりにも大きく、容易に転換できないのが日本の住宅業界の悲しい現実かなと私は思います。

 

寝屋川市【空き家軒数状況把握】パトロール 第2弾

 まだまだ暑い日が続きますが、午前中は意外と過ごしやすくなってきました。とは言っても11時ごろにはゆうに30℃を超えてしまいますが。

 今回は比較的郊外、駅から徒歩20分から30分のエリア。
 おおよそ半分は住宅密集地域、あとの半分は地主さんのお屋敷、田畑、低層賃貸、そしてまれにマンション。駅前とは少し風景が違います。

 思ったより空き家は少なく、多分年齢層も駅前より随分と若くなっている様子です。

 いずれにせよこのエリアでは空き家を維持管理しながら所有し続ける方はほとんどいないでしょう。スクラップアンドビルドが進む街であり、不動産業者にとっては商機に事欠かないエリアと思います。

 フットワークは買取分譲、戸建賃貸事業も斡旋します。